この記事はこんな人にオススメです。
- 英語留学してみたい!でもどの国を選べばいいのかよくわからない
- 英語留学に興味がある
この記事では、英語留学するのにどの国を選ぶといいのか、選び方のポイントやポイントごとのオススメの英語留学先を紹介しています。
英語の勉強していると、英語留学してみたい!と誰しも一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
私もその1人でした。
私の大学生時代は、英語について大学の授業の時くらいしか勉強に時間を費やしていない生活でした。
そんな中でも、レンタルビデオ(今ならNetflixとかDisney+ですね)や映画を観たりしたときに「英語が話せたらいいなぁ」と憧れを持っていました。
私が留学しようというきっかけになったのは、友人の体験談を聞いたことでした。
私の友人は大学3年生の夏休みを利用して、3週間の英語留学を体験しました。
「本当に楽しくて、人生観が変わった」と強く英語留学を勧めてくれました。
この言葉はすごく印象に残って、私も英語留学したいという想いが日に日に強くなっていきました。
そんな事もあって、「英語留学をしてみよう!」ということを決意しました。
留学するべきか
友人の言葉をきっかけにして、どんどん「行ってみたい!」という気持ちが高まっていきました。
一方で、英語を勉強する方法は、数多くあります。
そんな中、「わざわざお金をかけて、時間を使って留学する必要があるのでしょうか?」という疑問もありました。
私の場合、「行ってみたい!」という気持ちが、「留学する必要があるのだろうか?」という疑問よりも圧倒的に強くなったということと、元々好奇心旺盛な性格な事もあって、「行く!」という決心ができました。
この決心は、もちろん後悔していないですし、本当に良い判断だったと今でも思います。
有名な書籍「DIE WITH ZERO」でも海外の経験によって、
「地元の人々や世界中の若い旅人と触れ合うことで、自信や人間、文化についても多くを学んだ。自分の世界が開かれていくのを感じた」
ダイヤモンド社「DIE WITH ZERO」:ビル・パーキンス(児島修 訳)P.42
とあります。
3週間という体験でしたが、海外に滞在した経験は、私にとっても強烈な印象で、今でも鮮明に記憶に残っている体験です。
その時に感じたことが、今なお何かしらの形で自分を形成していると思います。
ということで、英語留学は、単なる語学習得という側面だけでなく、人生を豊かにしてくれる経験を積むことができるという意味で、興味を持ったのであれば、私は「100%留学するべきです」とオススメします。
大学時代に留学を勧めてくれた友人には今も感謝しています。
留学先を決める前にすること
留学をすると決めた後、より実りのある英語留学にするためにやることを紹介します。
- 改めて留学の目的を考えてみる
- 目的に沿って留学しているイメージをしてみる
です。
やっておくと、海外滞在中に、「どこに行くべきか」とか「どんな過ごし方をするか」といった悩みが減ります。
また、限られた留学中の時間を有効に使うことが出来る様になります。
それぞれ、もう少し詳細に説明します。
改めて留学の目的を考えてみる
一度考えてみて、思いつかなければ、例えば下に記載するような目的がありますので、近いものでイメージしてみて下さい。
例えばこんな目的があります
- 目的1:海外に行ってみたい
- 目的2:人生の幅を広げたい
- 目的3:語学力を上げたい
- 目的4:海外で働きたい
目的を明確にしておくことで、行く準備をしている時に、仮に面倒になったり、不安になったり、挫けそうになっても、初心に返ってやりたかったことを実現する熱意を再確認することができます。
また、留学中の過ごし方やモチベーションの維持にもつながりますので、効果が高いです。
ビジネスでも何かをする時には必ず目的とゴールを定めてから走り出します。
それと同じですね。
目的に沿って留学時のイメージをもう少し掘り下げてみる
具体的には、
掘り下げポイントは?
- 「どれ位の期間留学するの?」
- 「留学中にどこに住むの?」
- 「留学中に主に何をするの?」
という観点で、イメージを膨らましておく良いです。
期間について
大まかには、次の3タイプに大別できます。
- 短期滞在「〜3ヶ月程度」
- 中期滞在「3ヶ月〜6ヶ月程度」
- 長期滞在「6ヶ月以上」
「目的1:海外に行ってみたい」、「目的2:人生の幅を広げたい」であれば短期滞在をイメージすると良いです。
短い滞在を何回か繰り返すというのもいいですね。
「目的3:語学力を上げたい」であれば、短期滞在、中期滞在、長期滞在どれでも当てはまります。
「目的4:海外で働きたい」であれば、長期滞在になります。
18〜30歳の年齢であればワーキングホリデーという制度を利用して、将来の準備をするという考え方もあります。
学校や休みの制約から、期間が決まってしまうかもしれませんが、滞在期間によってできる事が変わってきますので、期間のイメージを持つことは大切です。
短期留学の場合は、期間も限られているので行く季節も過ごし方に大きな影響があります。
いくタイミングも重要な要素ですね。
私の場合は、大学の夏休みを利用したので、夏に3週間でした。
滞在先(どこに住むか)について
代表的な滞在先は、次のようなものがあります。
- 「学校が準備する学生寮」
- 「ホームステイ」
- 「シェアハウス」
- 「1人暮らし」
初心者の場合は、色々な情報を入手しやすい「学生寮」や「ホームステイ」に滞在する方が安心感があります。
長期滞在の場合、初めての土地であれば、初めの3ヶ月程度は、ホームステイをして、途中からシェアハウスに移って価格を抑えるというように、慣れない土地でどこか安心できる場所を一箇所確保すると気持ち的に楽になるのでオススメです。
私の場合は、ホームステイを選びました。
何をするかについて
語学留学中に、メインに何をするのかという事もイメージしておく必要があります。
多くの場合、語学学校に通うのではないかと思います。
英語を使って、専門的な内容を学びたい場合は、語学学校ではなく大学などに通うという選択肢もあります。
語学学校では、午前のみ授業で午後フリーであったり、午前・午後授業というパターン、と色々とあります。
滞在期間に合わせて、学校のタイプを選ぶと良いですね。
週末などのフリーの時間がどれ位あるかによって、出来ることも変わってきます。
私の場合は、午前・午後両方とも授業がある語学学校を選びました。
ただ、午後の授業はどちらかというとアクティビティが多めのカリキュラムを提供してくれる学校だったので、ウィンドサーフィンや船上パーティや地元の動物園観光等、色々な経験ができました。
週末は3回あったので、それもフルに活用して遠出のツアーに参加しました。
アクティビティは申し込みの早い者順に決まるという事もあったので、「○○に行きたい!」「△△の経験をしたい!」という具体的なイメージをしておくと、チャンスを逃す事も無くなりますね。
英語留学時の1日のイメージ
どんな生活かをもう少しイメージしやすくするために、私のスケジュールイメージを紹介します。
自由時間をどう使うかで、英語留学が終わった後の満足度が全く変わってきます。
私は、いろんな経験をしたいという思いから、積極的に活動することを心かけていました。
留学先を決める時のポイント
まずは、英語留学した時の具体的なイメージが出来たところで、次は留学先を選ぶ際、確認すると良いポイントを紹介します。
英語圏かどうか?
英語を学びに行くのが前提にあるので、滞在先が、英語圏かどうかという点を確認しておくことが大切です。
国だけでなくエリアでも確認が重要です。
例えばカナダは英語留学の人気の国です。
ですが、カナダの東側のケベック州にあるモントリオールでは、フランス語圏になっているため、モントリオールを選択してしまうと英語勉強に行ったのに、「周りの方がみんなフランス語を使っている。。。!」なんてことになってしまいます。
国とエリアで、確実に英語圏であることを確認しましょう!
費用は?
そして、費用ですね。
国によって、費用が大きく違ってきます。安い、標準、高めと大まかに分類すると次のようになります。
- 比較的安めの国 フィリピン、マレーシア
- 標準的な国 カナダ、オーストラリア、ニュージランド
- 高めの国 イギリス、アメリカ
です。
為替にも依存するので、時期によって変動しますが、概ねこのようなイメージを持っていただければと思います。
限られた予算の中でより長く滞在したいということであれば、フィリピンなど比較的コストが抑えられる国が選択肢として有望になります。
一方で、どうしてもイギリスに行きたいけれど、予算が。。。という場合は、期間を短めにするという選択肢や、航空券の安いタイミングで少しでも予算を抑えるなどの工夫が必要になります。
日本人が多い?少ない?
特に初心者の英語留学において、海外滞在中に意外と影響を与える要因となるのが、日本人留学生の数です。
周りにどれ位日本人がいるかという観点です。
初めて留学する場合、どうしても不安が先行してしまいます。
私もほとんど英語が話せないし、聞き取れない状態で、英語留学にトライしました。
そんな場合だと、語学学校で日本語が通じる相手がいると、ずいぶん心強く感じてしまいます。
これが、落とし穴です。
特に日本人の特性として、日本人同士集まってしまうという傾向があるようです。
自由時間に日本人同士集まって行動すると、日本語で会話してしまいます。
こうなると、せっかく英語留学に来ているのに、だいぶ意味が薄れてしまいます。
中には、日本人同士でも英語を使って話をしている場合もありますが、かなり稀です。
こういったことを考えると、初めから日本人割合が少ない国を選択するというのもポイントとなります。
時期によっても変わってくるので、この辺りの情報収集は大切だと思います。
せっかく英語留学をするのですから、意外と落とし穴になるこのポイントはぜひ、心に留めておいて欲しい点です。
安全かどうか?
個人的に、国の安全性は非常に重視した点です。
自由時間に、自分で計画を立てて行動する場合や、夜暗くなって出歩くことが出来るかという観点から、滞在する国の治安は一つのポイントになります。
おすすめに挙がっている国は比較的安全とされている国とはいうものの、海外は都市によっても治安が大きく異なる点を知っておく必要があります。
日本では、東京や大阪を比べてもほとんど街の雰囲気は変わらないと思います。
海外は、日本に比べて街ごとの特色が大きく異なるので、国だけでなく街の安全性も確認しておくと良いです。
ただし、どんなに安全だといわれている国と都市を選んだとしても、一本道通りが違うだけで、ガラリと雰囲気が変わって非常に危険なエリアであることも多いです。
留学中は、常に海外に居るのだという認識を忘れないで過ごすことが大切です。
どんな経験ができるか?
留学先でどのような経験ができるかということも大切です。
例えば、語学留学に加えて、
- 観光にも重きをおきたい
- 働きたい
- インターンシップしたい
など、希望があると思います。
観光したい場合は、観たい場所や、行ってみたい場所があるかを事前チェックしておく必要があります。
働きたい場合は、ワーキングホリデー可能な、カナダやオーストラリア、ニュージーランドを選ぶ必要があります。
インターンシップも制度が国によって様々なので、期間や内容の事前チェックは必須です。
英語の種類
あとは、英語にも種類があります。
メジャーな種類は、イギリス英語とアメリカ英語です。
その他にも、オーストラリアでは、イギリス英語をルーツにしながらも特有の発音を持つオーストラリア英語が話されています。
フィリピンでは、アメリカ英語をルーツに持ちながら、フィリピンの公用語であるタガログ語の影響を受けた「タグリッシュ」や、シンガポールでは、「シングリッシュ」と呼ばれるように、それぞれの国で、若干発音や英単語の綴りが違っているということを認識ししながら、何を話したいか、聞き取る事ができるようになりたいかを選ぶのが良いと思います。
人気の留学先
比較的にコストを抑えながら勉強できる国
フィリピン
特徴 | コストを抑えながら、マンツーマンで学習ができる国。ダイビングなどマリンスポーツも楽しむ事ができる |
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費用 | 安い |
学習環境 | マンツーマンレッスンのスタイルが多い |
生活環境 | 物価は日本の半分くらい。1年を通して暖かいのでフルーツが豊富 |
治安 | 治安が悪いエリアもある |
日本人 | 割と多め |
人気都市 | セブ島、クラーク |
マレーシア
特徴 | 多民族の文化を感じる事ができる国 |
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費用 | 安い |
学習環境 | イギリスに統治されていた時代もあり、アジア圏トップクラスの英語教育レベル |
生活環境 | 物価が日本の1/3程度。屋台の物価が特に安い |
治安 | 比較的治安が良い。スリやひったくりは多い |
日本人 | 多め |
人気都市 | クアラルンプール |
ドバイ
特徴 | 世界屈指の観光都市。留学先としてまだ認知されていないので日本人が少なめ |
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費用 | 標準 |
学習環境 | 学生ビザがあれば、アルバイトも可能で、色々な体験ができる |
生活環境 | 日本と同じくらい |
治安 | 治安が良くて過ごしやすい |
日本人 | まだ留学先としてあまり知られていないので、少なめ |
初心者にオススメの国
カナダ
特徴 | 留学制度がしっかりしていて、初心者に特にオススメの国 |
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費用 | 標準 |
学習環境 | 非常に人気の留学先のため、学校の数も多い。充実した教育制度があり、教育水準も高いため当たり外れがあまりないので安心できる |
生活環境 | おおよそ日本と同じレベルの価格 |
治安 | 治安が良くて過ごしやすい |
日本人 | 多め。日本人も多いが、学校も多いので分散する |
人気都市 | バンクーバー、トロント |
オーストラリア
特徴 | ワーキングホリデー協定国でもあり、英語留学だけでなく色々な選択肢が可能な国。オーストラリアも初心者に特にオススメの国 |
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費用 | 標準 |
学習環境 | 留学プロブラムが充実していて、さらに職業体験も可能。色々な可能性を開く事ができる環境がある |
生活環境 | 日本より少し安め |
治安 | 治安が良くて過ごしやすい |
日本人 | 多め。日本人は、留学生だけでなく観光客も多い |
人気都市 | メルボルン、ゴールドコースト |
ニュージーランド
特徴 | 壮大な大自然に触れ合うことができる国。ニュージーランドも初心者に特にオススメの国 |
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費用 | 標準 |
学習環境 | 世界でもトップレベルの教育水準を誇っていて、質の高い学習ができる |
生活環境 | 物価は日本より高め。ただ、食料品は日本に比べて安い |
治安 | 治安が良くて過ごしやすい |
日本人 | 多め |
人気都市 | オークランド、クライストチャーチ |
こだわりを持って選びたい方向けの国
イギリス
特徴 | 英語発祥の国、イギリス英語を学びたいのであれば、一択の国 |
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費用 | 高め |
学習環境 | 英語教育の歴史も長く、語学学校の質が高い |
生活環境 | 物価は高い。特に外食費は高く、家賃は狭くて高い |
治安 | スリなどの軽犯罪は多い |
日本人 | 少なめ |
人気都市 | ロンドン |
アメリカ
特徴 | 世界の最先端に触れる事ができる国です。人生観を変えるという意味でも刺激を求めるのであればオススメの国 |
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費用 | 高め |
学習環境 | 英語だけでなく、最先端の技術、文化、ファッションなど、専門的なコースもあり、学びたいことを見つける事ができる環境です。 |
生活環境 | 日本よりやや高め |
治安 | 銃社会であり、都市にもよるが治安は悪い |
日本人 | 多め、都市によっては日本人が少ない都市もあり |
人気都市 | サンフランシスコ、ロサンゼルス |
私は、初心者ということもあって、カナダのバンクーバーを選択しました。
まとめ
この記事では、私の体験を踏まえて英語留学について、
- 留学の魅力
- 留学を決めたら、しておいた方良いこと
- 留学先を決める時のポイント
- オススメの留学先
について紹介いたしました。
この記事をきっかけに、英語留学に興味を持っていただき、人生の可能性を開けていただくことに役立つ事ができれば幸いです。
この記事が少しでもお役に立てると嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。